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とある軍隊の飛翔弾丸

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Assassin 第1章 6話 「ブラッド・ポイズンの脅威」

「な・・・あれは、まさか!!」
剣を構えた浩二は驚きの声を上げた
「まさかこんなところにホロイが出るなんて・・・聞いてないわ」
アマテリウスも動揺していた
「もう始まったことは今更止められない。殺るぞ!!」
そういうと、浩二は、左手の剣を逆手に持ち変えて、構えた
その時、ホロイがブーメランを投げてきた
恐ろしい速さで飛んできた
それを紙一重でかわすと、一気に近づき、右上から下に紅剣を振りおろした
胴体が斬れた
血が吹き出たが、すぐに固まって元に戻った
「な・・・こいつ!!」
浩二は体勢を立て直して左手に持ってる剣を右から薙ぐようにして斬った
今度は胴体が両断された
頭部の方が宙に舞い、赤い血が地面を染めた。さっきとは比べものにならないくらい多かった
「うわっ!!」
浩二が後ずさりした
目の前には、事切れた魔物が一体。胴から上が、3メートルほど先に落ちていた
「・・・魔物が、こんなあっさりやられたの初めて見た・・・すごいのね」
アマテリウスは、目が点になっていた
「終わったのか・・・」
浩二も、目の前にある現状を理解してないらしく、言葉が出なかった
その時、後ろに気配がした
今までの人とは比べものにならないくらいの、特別な気配だった
思わずホルスターから、ガバメントを抜いて、後ろの気配がする方に向けようとしたとき、前から男の声が聞こえた
「こんなあっさり真っ二つになったホロイを初めて見たよ・・・これをやったのは、そこの」
「動くな!!」
浩二はガバメントを前にいた男に向けた
しかし、後ろから、殺気が津波のように押し寄せてきたのに気づいた浩二は、とっさに伏せた
「私の剣をよけた奴は、ここにいる反対派軍の将軍以外では、君が初めてだ。だが、次にここにいる誰かに銃口を向ければ、たとえ仲間であろうと容赦はしない」
そういわれると、浩二はガバメントをホルスターにしまい、手を挙げた
「あんたたちは、誰だ」
浩二が質問をすると、目の前の男の後ろから、見覚えのある顔が見えた
フライだった
「これで将軍が全員揃った。紹介しよう。この陽気な男こそ、翠の将軍、ラムサ・レアスだ。そして、この」
「私は紫の将軍、フォモレスだ、よろしく」
「・・・だそうだ」
フライは苦笑しながそう言った
「これから、テントに戻る。さっきもあったが、何故かこの近辺でブラッドポイズンが彷徨いている。警戒しながら進むぞ」
そういうとフライを先頭に下り始めようとした
浩二は一番後ろにいたが、何か胸騒ぎがした
「なぁ、さっきから聞こえるこの音は何だ?」
浩二は前にいるラムサレアスに聞いた
「音?・・・やばいな」
ラムサレアスはそう言うと山頂に戻った
それを見たフライたちも急いで山頂に戻った
浩二が山頂に着いたときには、全員紅剣を構えて内陸の方を見ていた
浩二も状況を理解したらしく、紅剣を構えた
そのとき、下から爆発音が聞こえた
その直後に、銃声がした
「何!?」
一番最初に驚いたのはフライだった
「・・・もう下の護衛軍は全滅したな」
ラムサレアスがつぶやくように言った
そう言った矢先に、一人の敵兵が目の前の藪から出てきた
浩二はホルスターからガバメントを抜き、撃った
弾は敵兵の眉間に大きな穴を開けた
「くそっ!!」
浩二は銃をしまった
その直後、下で大きな爆発音がした
「これは・・・?」
浩二が銃を抜こうとしたその時、崖の下から龍が現れた
「運が悪すぎるな・・・逃げろ!」
フライが叫んだ途端、それに呼応するかのように火球が飛んで爆発した
「クソ野郎がっ!」
浩二が斬りかかった
「やめろ!!」
その声も届かないまま、浩二は尻尾でなぎ払われた
「幼竜・・・はは、まさか復活したのか」
ラムサレアスは苦笑しながら言った
「ま、俺たちが相手できるレベルじゃない。なんせ、AAAランクの龍族、進化系魔物だからな・・・浩二、大丈夫か?」
「大丈夫だ。それより、さっきからあの幼竜の様子が変な気がする」
浩二は、怪我をした腹部を押さえながらじっと幼竜の口元を見て言った
その口の中から、怪しく緑色に光る気体があふれ出ていた
「全員伏せろ!!」
フォモレスが叫んで伏せた
フライたちも、反射的にその場に伏せた
次の瞬間、幼竜の口から緑色の球が飛んでいった
ぎゃあぁぁぁ!!!
森の中からだ。どうやら、潜んでいた敵に当たったらしい
幼竜は興味が失せたとばかりに、どっかへ飛んで消えた
「浩二!大丈夫?」
アマテリウスが応急手当をしてくれた
予想以上に腹が裂けていた
浩二は、応急手当が終わると、紅剣を構え始めた
「浩二、分かったか。これが、ブラッドポイズンの恐ろしいところだよ」
フライは、前の藪から出てきた10体の魔物を指した
「上等だ。殺るぞ」
浩二は、一気に走った
先頭にいた魔物は、手に持っている鉈を浩二に向かって投げた。浩二は難なくそれを避けると、左の剣を振り上げ、先頭の1体を倒した
次に、真ん中の5体を剣を回して片づけると、フライたちが応戦してきた
「俺たちにも少し分けてくれ。出番無くなっちまうとこだったじゃねぇか」
そう言ったフライは、残りの4体を、剣を振りおろした瞬間に全部しとめた
「・・・次は、下にいるゼルモーアのミラ第一軍をしとめに行くとしましょうか」
ラムサレアスはそう言うと、無線機を取り出し、誰かと連絡を取った
そして数分後、銃声はすべて消えた
「何が起きたんだ?」
浩二は下をのぞき込んで聞いた
「あれは、俺たちの部隊だ。一応カルマに駐屯させておいた第1軍1000人を持ってきただけだ」
「な・・・!!そんなに?」
「驚くのはまだ早い。反対派の軍だけで10万人はいる」
浩二は言葉が出なかった
「とにかく、一件落着というとこか」
フォモレスが口を開いた
「そうだな・・・」
浩二が夜空を見上げた。漆黒の闇の中から照らす綺麗な月が見えた
「帰るぞ」
フライはそういうと、山の中に消えた
その後を追っていって20分ほどすると、テントがあったトンネルについた。テントは、無数の銃弾によってボロボロになっていた
「・・・野宿だ」
苦笑しながらフライ言った
それにつられてみんなが笑った
そうして、トンネルの中で夜を明かすことになった・・・
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by dokkanogunmania | 2012-04-11 19:28 | 小説「Assassin」