ブログトップ

とある軍隊の飛翔弾丸

assassin44.exblog.jp

ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第1章 11話 「ミラ軍特殊掃討部隊、見える」

機関砲の設置を終えた浩二は、P90をトンネルの奥の方に向けた
少し前に、敵の捜索に出たバイから無線が入った
内容はもちろん敵の接近だ
特殊防弾板の陰に、フライとラムサレアスがM4を構えて待機している
機関砲には、フォモレスとアマテリウス
倉庫内では、大佐や薙咲、桜木がベスを警護しているが、最悪倉庫まで敵が来た場合を想定して、倉庫内はトラップが仕掛けられてある
バイは敵の背後で動きを探っている
ソルは浩二の後ろで、スナイパーライフルの「ドラグノフ狙撃銃」を構えている
全員が前を見た
浩二は双眼鏡で敵の装備を見て思わず舌打ちをした
「VSSか・・・」
敵は全員、狙撃銃「VSS」を装備していた
VSSは、9×39mmの亜音速弾を使用した特殊用途狙撃銃のことで、ハンドガードからサウンドサプレッサーが生えたような形状をしている
そのとき、板が音を立てた
どうやら銃撃されてるようだが、音がほとんど聞こえない。
聞こえるのは板に銃弾が当たる音だけだった
「・・・こちらソル、敵の目の前にスタングレネードを投げる。全員目をつぶってろ。こいつは消音使用だから、威力は半減するが、足止めくらいにはなるだろう。」
「暗殺者だ。スタングレネードの使用を許可する。光が収まったら機関砲をぶっ放せ。そのあと、総攻撃だ」
「投げます!!」
ソルの声が聞こえたかと思うと、銃撃が止んだ
浩二はとっさに目を閉じて板の後ろに隠れた
ボン!と殺したような音とともに強烈な閃光が敵の目の前から放たれた
それは、浩二が目をつぶっていても感じられるほどだった
間髪入れずに設置型の機関砲2門が火を吹いた
浩二は板を飛び越え、敵に向かって全力で走りながら引き金を引いた
P90の5,7×28mm弾は、敵を一斉掃射した
「浩二!もういい、戻ってこい!!」
佐藤の声が無線に入ってきた
コードネームを使わないところを見ると、戦闘は終わったようだ
明かりがついた
浩二は目の前の惨状を確認すると、武器庫の方に向かって歩いていった
浩二が倒したのは8人だった。しかし敵兵の数は数えられなかった
「どうだった」
中にいたベスが聞いてきた
「俺の倒した敵以外は、機関砲でミンチにされてた」
浩二は苦笑すると、弾薬などを近くにあったバッグに詰め始めた
「戦争でもするつもりか?」
後ろから声をかけられた
「フライ、力を貸してくれ」
「言われなくても最初からやるつもりだ。全員、出撃準備!」
全員が、一番最初にやってきた梯子の場所にいた
「最後に・・・ここにいる死体さんや、武器弾薬に贈り物をあげるとしますか。全員脱出!!」
佐藤は笑いながらそう言うと、一目散に梯子を上っていった
浩二は首を傾げながらも、地上まで全力で走っていった
最後に、爆弾狼こと薙咲雷希が出てくるのを確認すると、近くに止められてあったジープに分乗した
とたんに地面が揺れたかと思うと
さっき出てきた場所から熱風が出てきた
「驚いただろ、薙咲が武器庫にあった全部の爆薬を使って武器や弾薬、さらにはミンチになった」
「もういい、分かったから」
浩二は興奮している佐藤をなだめるようにして会話を終わらせた
「浩二、中心都市クラウストに急ぐぞ。おそらく占拠されている。途中俺たちの拠点基地に案内する。そこで装備を調えて、出撃だ」
「承知した」
浩二は、外の景色を見ながら答えた
2台のジープは、カルマを脱出し、中心都市クラウストに向かって走り出した
浩二は、何か背中に冷たいものが刺さるようなものを感じた
第六感。浩二の危険信号は、まさに青から赤に変わるところだった
[PR]
by dokkanogunmania | 2012-04-11 20:21 | 小説「Assassin」