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とある軍隊の飛翔弾丸

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ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第2章 12話 「危険信号」

日が沈むまであと1時間弱
浩二は、平原を進むジープの荷台から山の間に沈んでいく太陽を見送りながらあたりを警戒していた
さっきから胸騒ぎがする。何かが狙っているような視線を浩二は感じ取っていた
(あれか・・・)
浩二は1キロ先の高台から反射した光をとらえた
「伏せろ!!スナイパーだ!」
浩二は無線に向かって叫んだ
とたんに空気が擦れるような音が耳元でした
(狙いは俺か。笑わせる)
浩二は無線を入れた
「ソル、スピードを上げてあの林に潜り込め。佐藤も後ろに続け」
「いや、浩二。あそこには」
「いいから早く行け!ソル!!」
浩二はソルの話を無視して指示した
さっき光が見えた場所を見てみると、閃光が走っていた
とっさに浩二はガバメントを構え、ためらいもなく撃った
200メートルほど先で爆発が起きた
「あれはなんだ!」
佐藤から無線が入った
「大丈夫だ。相手がミサイルを撃ってきたから撃墜してやっただけさ」
「違う。前だ!!」
浩二が前を見ると、村が燃えていた
「ソル、行き先を変更だ」
「分かってる。ここで止めるぞ」
ジープが止まった。降りると全員が武装をして待っていた
「浩二、多分ミラ軍だ。殲滅した方がよさそうだな」
佐藤がにやけながら言ってきた
浩二は苦笑をすると、インカムをつけた
「全員聞こえるか」
前を見ると、10人全員うなずいた。戦う準備は出来たようだ
「今からあの村を強襲し、ミラ軍を殲滅する。ソルとベスは、ここで残って俺たちのバックアップだ。ソルはあの入口から逃げる敵兵を狙撃しろ。佐藤と俺、そしてバイは正面から突撃する。薙咲と桜木は側面からショットガンで叩け。フライたちは、フライがリーダーになって援護射撃を」
「殺人蜂、了解・・・」
「爆弾狼、了解しました」
「大佐、了解」
「フライ、以下3名。了解した」
「狙撃王だ。分かった、やってみる」
「サイクロン。了解だ。楽しみだな」
無線に全員の清々しい声が聞こえたかと思うと、全員が敬礼をしていた
「ただ今より、前方の村を強襲し、敵を殲滅。村人を救出する。全員、突撃準備!!」
浩二がそういうと、全員が銃を構えた
「突撃っ!!」
浩二たちの強襲作戦が始まった

正面の入口には、AK47を装備した敵兵が2人いた
それをフライがサイレンサーのついたグロックで難なく撃ち殺すと、浩二たちが村に潜入した
浩二とバイ、佐藤が持っている主力銃は、さっき武器庫で回収しておいたMP5SD6サブマシンガンを使った。
一番入口に近い民家に入った
敵は3人。強姦をしようとしていたところだった
浩二はためらわずに敵の頭を撃ちぬき、バイと佐藤も引き金を引き、全員射殺した
「大丈夫です。危害は加えません。私たちは味方です」
そう言って浩二は笑顔になると、捕虜となっていた女も安心したのか、笑顔を返してきた
「こちら暗殺者。入口近くの民家に敵3名。全員始末した。殺人蜂、そっちはどうだ」
「こちら・・・殺人蜂。敵は全く気付いてない。派手に始めてもいいか」
「もちろんだ、派手に始めろ」
浩二は思わず苦笑した
その時、ショットガンの派手な銃声が響いた
「よし、3つに分けるぞ。俺がこのまま村の右側の民家をクリアリングしていく。サイクロンは中央、大佐は左側の方をやってくれ」
浩二の言葉を合図に、3人は民家を出た
浩二はすぐに近くの路地に入り、隣の民家の入口を見た
入口に鋼線が張ってあった
「こちら暗殺者、トラップに注意せよ」
「こちら大佐、こっちもトラップ発見、アップルだ」
「バイだ。敵のいない場所に張ってある。今敵2名を射殺」
次々と無線が入ってきた
浩二はさっきいた民家に戻り、クリップをもらうと、アップルのピンが刺さっていた穴に差し込み、鋼線を切断した
トラップを一つ処理すると、さらに奥の民家の入口の横にしゃがんだ
中から人の気配がする
浩二は中を見た銃を構えて震えている敵が一人見えたが、こちらに気付いた様子はない
浩二はすばやく入口の前に立ち、撃った
敵が血を噴き出しながら倒れた
だが、まだ人の気配がする
(しまった)
民家の中から殺気がした
とっさに伏せると、銃声とともに弾が頭上をかすめた
浩二は銃を構え、反射的に撃ち返した
ガシャッと銃を落とした音がした
浩二はハンドライトを出し、照らした
2人の男が床に倒れて事切れていた
一人は眉間、もう一人は右胸に穴が開いていて、そこからあらんばかりの血が吹き出ていた
「こちら暗殺者、敵2名を」
ドォン!!
無線を遮るように大きな爆発音がした
浩二は、顔から血の気の失せるような感覚を覚えた
「・・・誰か報告しろ。今の爆発はなんだ」
「こちら大佐・・・サイクロンがトラップに引っかかったらしい。命に別条はないが、応急手当をしている暇もなさそうだ」
銃声が断続的に響いた
浩二は安堵の息をついた
「こちらアマテリウス、今サイクロンの手当てが終わりました」
「そうか、よくやった。サイクロン、大丈夫か」
「問題ない。右足と脇腹をやられたが、まだ走れる」
浩二は思わず苦笑した
ふいに目の前に影が現れた
浩二はとっさに銃を構え、引き金を引こうとしたが、弾が出なかった
(弾切れか!)
目の前の敵は、何かを振り回してきた
浩二は、武器庫でこっそりもらったサバイバルナイフを抜き、敵を切りつけた
目の前から血が飛んできたが、自分の意識も一瞬遠のいた
浩二は、思わず頭を押さえた
どうやら鉄パイプで頭を殴られたようだ
血が出ていたが、大した出血ではない
バンダナを取り出すと、三角巾のようにして、頭に巻いた
すると、無線が入ってきた
「こちらサイクロン。敵の親玉を捕縛した。殺るか?」
「そうだな・・・一つだけ聞きたいことがある。そのままにしておけ。今行く」
浩二はそういうと、村の中央のひと際大きい民家に入って行った
「こいつが親玉か?」
民家の中には、サイクロンと佐藤、そしてアマテリウスがいた
目の前に、椅子に縛られた親玉らしき敵兵がいた
「お前にはいくつか聞きたいことがある」
「な・・・なんだ」
浩二は銃を向けて尋問を始めた
「向こうの丘にいたスナイパーは誰だ。答えろ」
「お前・・・吉樹浩二か」
浩二は、敵の足を撃ちぬいた
敵は悲鳴を上げた
「俺の質問に答えろ」
「わ・・・分かった。あれはミラ軍の第2将軍メリモス様本人だ」
「そうか、じゃあもうひとつ。お前はどこの所属だ」
「俺は・・・そのメリモス様の1軍、第23小隊の隊長シュレイだ」
「分かった。ご苦労だったな」
浩二は残虐な笑みを浮かべ、ガバメントを抜くと、シュレイの頭に突きつけた
「や・・・やめてくれ!!反省する。だからやめてくれ!!」
シュレイは手を合わせんばかりの勢いで懇願した
「大丈夫だ、将軍と反省させてやる・・・あの世でな!!」
浩二は引き金を引いた
シュレイの頭に穴が開き、そこから血が噴き出た
「なかなか残虐なことをするな浩二」
バイが笑っていた
浩二は思わず苦笑してしまった
「敵部隊長の死亡と敵の全滅を確認。さっきのトラックに集合しろ」
浩二は、民家を出た
日はもう沈み、あたりは暗闇に包まれていた
村にジープが2台入ってきた
「こちらソル。死体を処理し、ここで寝るぞ」
「あの山の中のほうが安全じゃないのか?」
「いや、あの山にはブラッドポイズンが住み着いてるといううわさがある。やめといた方がいいぜ」
浩二は、話していた山のほうを見た
中腹のほうで、何かが動いてるような気がした
「おい。一つ聞きたいんだが」
「なんだ」
「そのブラッドポイズンって、蛇の形をしてるやつか?」
浩二は、明らかにこっちに向かってくる何かの姿をとらえていた
「よくわかったな。そう、巨大毒蛇、ヒュージコブラが住み着いてるそうだ」
(やっぱりそうか)
「フライたち!紅剣だ!!ブラッドポイズンがいるぞ!」
浩二は紅剣を抜いた
いち早く異変に気付いたフォモレスがM4カービンを捨てて紅剣を抜いた
それにならい、フライ、アマテリウス、ラムサレアスも紅剣を抜いた
「・・・殺るぞ」
その言葉を放ったとたん、目の前の森からヒュージコブラの頭が見えた
全員が紅剣を構え、近づいた
急遽現れたブラッドポイズン「ヒュージコブラ」
浩二は思わず笑みを浮かべた
(昨日と同じか・・・)
目の前に現れたヒュージコブラは咆哮した
すさまじい衝撃波が浩二たちを襲った
だが、それを難なく避けると、浩二は真っ先に突撃していった・・・
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by dokkanogunmania | 2012-04-12 23:12 | 小説「Assassin」