ブログトップ

とある軍隊の飛翔弾丸

assassin44.exblog.jp

ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第2章 13話 「巨大毒蛇(ヒュージ・コブラ)」

紅剣。それは、ブラッドポイズンの外殻「インフィニティットハニカム」を砕くためのものだ
ヴェルタイトの南側の平原の端に位置するこの村は、10時間ほど前にミラ軍の第23小隊によって占拠された
ここを拠点にし、第2都市カルマも占拠した
浩二は、カルマを占拠していたミラ軍とミラ特殊掃討軍を殲滅しカルマを脱出。占拠されていた村にいた第23小隊も殲滅し、部隊長のシュレイと名乗る男も、浩二が尋問の末、射殺した
本来なら、この村を復興すべく資材などを集めたりしながら雑談などをして一晩楽しく過ごしていただろう
だが、そんなわけにもいかなくなった
すぐ近くの山にいると噂されていたブラッドポイズン「ヒュージ・コブラ」がなんと山を下って浩二のいる村を襲い始めた
浩二は、インカムやベストを脱ぎ捨て、持っていたMP5SD6も投げた
代わりにというばかりに、ベストに隠されていた2本の紅剣が出てきた
鞘から抜くと、刃の部分から何とも言えない輝きが浩二の目を刺激し、闘争心を最大限にまで引き上げた
「・・・殺るぞ」
浩二は笑みを浮かべながら、紅剣を構えた
左の剣を逆手に持ち替えた
グワァァァ!!
ヒュージ・コブラの咆哮を避けた浩二は、真っ先に斬りに行った
飛び上がると同時に左の剣を横に振り、続いて右の剣を振り下ろした
ヒュージ・コブラの首部分を十字に斬り裂いた
浩二が着地すると、それを見計らったようにヒュージ・コブラが噛みついてきた
(死ぬ・・・!)
浩二は一瞬だが死を覚悟した
しかし次の瞬間、信じられないことが起こった
桜木が浩二を突き飛ばしたのだ
浩二は3メートルほど飛び、地面に叩きつけられた
桜木は信じられないほどの跳躍力で、ヒュージ・コブラの攻撃を避けると、後ろに下がった
「なかなか使えるやつだ」
フライがそういうと、紅剣を作った素材でオーダーしていた投げナイフを3本取り出し、投げた
1本は眉間に当たり、他の2本は両目に1本ずつ。まるで導かれるように刺さった
グワァ!!!
さっきより短いが、大きな咆哮が浩二たちを襲った
その咆哮は、近くにあった民家を木端微塵にするほどのものだった
浩二は立ち上がり、後ろに下がると、全力で走った
「浩二、あいつのコアを破壊する気か!!」
ラムサレアスが大声で叫んだ
「当たり前だ。目が見えてない、今がチャンスだ!!」
浩二はヒュージ・コブラの胸部に向かって飛んだ
「砕け散れぇ!!」
浩二は両方の紅剣を落下し始めると同時に、振り下ろした
ヒュージ・コブラの体が両断された
浩二は着地すると、上から想像を絶するほどの赤い液体が降りかかった
浩二はヒュージ・コブラの死を確認した
「・・・大丈夫?」
桜木は血にまみれた浩二にタオルを渡してきた
浩二は頭についた血を拭き取りながらその場に座った
「こいつは・・・なぜ山を下りてきたのか不思議でしょうがない」
「それはおそらく・・・あの山から出る火山性のガスが原因じゃないかな」
ベスが話しかけてきた
「そういえば、あんたは博士だと名乗っていたな・・・何の研究をしているんだ?」
「俺か?・・・元ヴェルタイト第2空中実験島ブラッドポイズン研究実験棟中央塔管理者。そして・・・紅剣を設計、制作した最初の一人だ」
「何!!」
浩二は驚きのあまり、タオルを落とした
「そうだ、この人こそ、ブラッドポイズン研究の第一人者だ」
ソルがそういうと、ジープが2台村の中に入ってきた
「・・・どうやら、この村に長居は無用なようだ」
ソルがジープの運転席に乗った
「どういうことだ」
「もうすぐ分かるさ」
ソルはそういうと、アクセルを踏み、村の外に出た
その瞬間、ヒュージ・コブラが下ってきた山の山頂付近が火柱を上げた
「そういうことか。確かに長居は無用だな」
浩二は苦笑をすると、爆発のあった場所を見つめた
噴煙が立ち上り、山の木をまるで喰らい尽くすように溶岩が下っていく
何かが飛んできた
その物体は、浩二の頭上を過ぎて地面に落ちた
「早く切り抜けないと死ぬな。スピードを上げろ」
「分かってるさ。安心しろ」
ソルはそういうと、アクセルを一気に踏み込んだ
ガクンと車が揺れた
今日の夜もまた長くなりそうだ
浩二はそう予感していた
[PR]
by dokkanogunmania | 2012-04-12 23:13 | 小説「Assassin」