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とある軍隊の飛翔弾丸

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ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第2章 20話 「将軍と能力使いと狙撃兵」

紅剣同士の戦い
後で聞いた話だと、紅剣はブラッドポイズンの外殻「IH(インフィニティット・ハニカム)」を切断するために開発された武器らしい
なので、対人用に使うと死体がバラバラになるらしい
それこそ正に、対物用ライフル同士で戦争をやってるようなものだと
浩二は苦笑した
バッ!!
ほぼ同時に飛びかかり、そして
ガンッ!!
紅剣同士が火花を散らす
そして、橘は
「狂戦士」
そう唱えると
ゴッ!
橘の体が・・・
燃えるかのように光る
眼も尋常じゃないほどの殺気を放つ
ブワッ!!!
放った紅剣を
フォモレスははじき返そうとするが
「う・・・!!」
逆にはじき返され、5mほど吹っ飛んだ
その時、殺気が
浩二の・・・胸に!
「反射」
ガッ!と、音速を超えて飛んできた弾丸を反射した
ダァン!という銃声が後から続く
「く・・・てめぇ、能力は・・・ガハッ!!」
フォモレスは吹っ飛ばされた時に変な場所を打ったらしい
その行動を、黒い髪を揺らしながら、さっきの含んだ紅い眼で見ている橘が、剣を構え
「お前はかつては仲間だったが、敵に寝返った。それは私が嫌いだったから。違うか?」
「・・・」
橘の質問にフォモレスは答えず
懐から何かを取り出そうとしている
(まさか・・・デザートイーグル!)
浩二はトンネル内で捕まった時のことを思い出す
フォモレスはあの時、デザートイーグルを構えていた
しかも、抜く速度が尋常じゃないほど速い
おそらくあいつは
マジで、殺す
そして、仮に反射されたら
殺される
今どっちかが死なれたら困ると思った浩二は
「やめろ、フォモレス。もうやめろ」
「なんで止める。ふざけるな!!」
フォモレスは立ち上がり、立ち上がりざまに懐から
馬鹿でかいデザートイーグルを橘に向ける
「死ねよこの異邦の能力使いが。反射の発動できる最小半径は確か2メートル。その中なら何も使えない」
そのことに対して、橘はただ、黙ってる
浩二は、何か
体の底から、怒りが込み上げた気がした
それは、フォモレスの発言が理由なのか
「異邦の能力者」それは橘のことを指している
だが、こいつは元日本人
間接的に自分たちを嫌っている
それが分かったとたん、怒りが爆発しそうになる
浩二は剣を抜き、水平に突き出す
その中心を
ギャッ!!という音を立てて粉砕する12.7×99mmNATO弾
バレットM82
対物ライフルで狙撃されている
これを撃つということは、よほど自信があるのだろう
浩二の怒りは既に限界値を突破し、未知の領域に
そして浩二は気づく
「狙撃手は、おそらくメリモスだ」
口に出た、その言葉は
その場の空気を一瞬にして凍らせた
浩二は剣を収め、インカムとタクティカルベストを脱ぎ捨て、P90も捨てると、改めて剣を抜き
フォモレスと橘の首の前に刃の部分を添えるように構える
「今からお前らを殺す・・・と思ったんだがさすがにそこまで出来ない。だから選択肢を与える。このまま死ぬか、ここで協力して敵を倒して生き残るか。どっちだ!」
浩二は怒りに満ちた声で叫んだ
「この勝負に手出しはするな、吉樹。あんたには、別に頼みたいことがあるんだが、聞いてくれるか」
「・・・なんだ」
「メリモスを、殺ってくれ」
浩二はしばらく考え、そして
「分かった。俺一人で殺しに行く」
そういうと、浩二はそのまま基地の中心部の塔
メリモスの狙撃ポイントに向かった

浩二が去った後、フォモレスは銃を下げる
「・・・いいのか橘。あれで」
「全ては作戦の為だ。そうだろう?佐藤」
橘がそういうと、佐藤は
「ふん・・・あくまで俺の為だ。薙咲たちとは違って俺はあいつに恨みがある。ここで晴らしても問題ないだろう」
笑いながらそういう
「あいつは死んだ。既にこっちから連絡済みだ」
フォモレスはそういうと、銃と剣を仕舞った
そして、仲間が武器庫に集まると
そこには、2メートルくらいはある巨人がいた
背中には自分の身長と同じくらいの「紅剣」を背負っている
フライたちは静かに礼をする
そして、佐藤はその先頭に立ち、跪く
「面を上げろ」
その大男は、唸るような・・・まるで怒れる龍のような迫力がある
「佐藤・・・本名はミラ」
佐藤は、直立不動の敬礼で返す
「そして、バイ・・・アレイの身代わりをしたフレア」
バイは被っていた特殊メイクのようなものを剥がす
「ふぅ・・・これもまた窮屈だぜ。全く」
バイに化けていたフレアは、近くにあった机に腰をかける
「べス・・・ニアの身代わりのディアゾネス。それと、ソル・・・メリモスに化けたシグ」
大男は、全員の顔を見て微笑む
「これからが本番だ。吉樹浩二。通称『暗殺者』の能力を持つ者の殲滅・・・アサシンブレイカー作戦を発動する。全ての作戦を成功させるために、せいぜい頑張ってくれ。以上」
大男がそういうと、全員が一斉に敬礼をした
そして、その大男は
「俺の名前はローリング。ミラの上を行くこの国では事実上の軍事トップってことになる。以後よろしく」
ローリングと名乗った男は、そのままその場を立ち去った
この会話を、録音されているということに気づかずに・・・
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by dokkanogunmania | 2012-04-25 23:18 | 小説「Assassin」