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とある軍隊の飛翔弾丸

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ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第3章 24話 「スラム制圧」

日が昇り、辺りがだいぶ明るくなった午前5時
中心都市のちょうど真ん中に位置する、半径約100メートルの広場
そこに重装備の兵士が集結している
先頭は防弾盾を持った兵士が集結し、そのすぐ後ろには
モスバーグM590を持った兵士がたくさんいる
さらにその後ろには、M4カービンを装備した兵士
最後尾には、M700ボルトアクションライフルを装備した兵士が並んでいた
ざっと見たところで1000人近くはいる
ここまでしないと無理なのかと思うと、いささか気が重くなる
浩二たちも、支給された防弾のベストを下に着込み、動きやすくしてる
装備は各自に任せてある
浩二は紅剣2本を背中に背負い、懐にはガバメントを隠してある
桜木と薙咲は、倉庫で見つけたらしいベレッタM1934を隠し持ち、タクティカルナイフを2本ずつ持っている
橘は、何も持たないと言っていたが、懐にMkⅡ手榴弾が隠されてる
そして、全員がOKサインを出すと同時に、インカムを装着する
「・・・こちら暗殺者。準備完了だ」
「こちら爆弾狼。OK」
「殺人蜂。完了。あとは・・・」
そういや橘のコードネーム決めてなかった
浩二はどうする?という感じの顔で橘を見る
「私は・・・裏神と呼ばれてた。それを使う」
空気を読むのが上手い
浩二は少しだけだが、そう思った
「よし。では、打ち合わせ通り、俺たちがまず入るぞ。先頭は殺人蜂」
「殺人蜂、了解」
そういうと、桜木たちはスラムの入り口に向かった

午前5時29分
突入まであと1分を切った
向こうの兵は既に配置が終わっており、所々から銃口が見える
狙撃兵が監視し、指示を出すらしい
桜木が立ち上がり、準備体操をすると
無線から
「突入せよ」
と、声がかかった
浩二たちは、陰に隠れながら門をくぐり、入っていく
さすがに汚いな
こういう場所は
浩二はそう思いながら進む
この時間はちょうどハイになったスラムの住民が寝つくころだという
夜中に襲うとハイになった連中がところ構わずサブマシンガンをぶっ放すとか
そういうことも頭に叩き込み、スラムの中心に向かう
そして、軍の狙撃兵の死角になる場所に
入ったとたん
(こいつはやばいな)
浩二以下3名、苦笑
バットやナイフを持った男たちが2~30人はいる
だが、銃は持っていない
狙撃兵の存在を知っていての行動であろうか
だが、銃を持っていてもおかしくはない
おそらく、浩二たちと同じで隠し持っているのだろう
さぁ、武器を出し戦う準備を・・・
とはならない
はっきり言えば、雑魚
特に薙咲や桜木にとってはこんなのは子供より弱い存在
武器などは必要ない
1人の男が前に出てきた
「おや~?こんな時間にここを歩きまわるなんて随分物好きだねお譲ちゃん~。おじさんたちと遊びたかったのかな~?」
わざとらしい
明らかな挑発
だが、これに乗るほど馬鹿なことはない
相手が出た瞬間を狙うつもりだろう
桜木たちから殺気が漏れ出てるのに気付いた
「それともぉ~?おじさんたちを殺りに来たのかな?」
その瞬間
その男が懐から
トカレフを抜く
それと同時に
桜木が前に飛び出し
その勢いで
ハイキックを繰り出す
メキッ!という音とともに男の首が「もぎ取れた」
その光景に、周りの男たちが一瞬凍りつく
それを合図に
薙咲は両手を手刀にし、前の2人の頸動脈を引き裂くように振り払う
それをされた男たちは、悲鳴を上げる間もなく瞬殺された
橘は・・・やばい
近づいては何かを飛ばして殺している
もう何だかカオスな戦いになってきたので
思わず浩二も、参戦した
まず、前の男の鳩尾に蹴りを入れ前のめりになったところをミドルキックで瞬殺。そして、足を反転させて後ろで固まってた男の顔に回し蹴りを入れ、止めとばかりに首を折った
そんなことをしているうちに
いつの間にか周りには浩二と薙咲、桜木と橘しか立っていない
その周りに、首がもぎ取られてる死体
これは桜木
首筋が引き裂かれてる死体
これは薙咲
胸に小さな穴が開いてる死体
橘の能力
あとの首が折れてるやつは言うまでもない
どうやらここは制圧したようだが・・・戦闘力高いな
怖いわ。こんなとこにいたら俺も死ぬ
そう思いながら浩二は先に進む
すると
バババババババババババババッ!!!
短機関銃MAC10
しかも、音からしてかなりいる
それに応戦するかのように
ガガガガガガガガガガガガがガガガガガッ!!!!!
M4カービンで撃ってる兵士が見えた
弾幕戦
凄まじいことになってるな
このままだと両方とも死人がたくさん出そうだ
「こちら暗殺者。総員に告ぐ。回り込んで弾幕を止める」
浩二はそういうと、路地に入り
懐からガバメントを抜き
バスッ!
弾は前方でMAC10を構えた男の額に当たった
そのまま浩二は足音を殺しながら走る
そのあとをついてくる桜木たちの顔は
すごくうれしそうな顔
逆に怖い
浩二は突き当たりの角を曲がろうとしたが
銃声が聞こえたとたんに止まる
そして、一気に飛び出た
敵は前の盾とモスバーグM590で武装した兵士を撃つので気付いていない
試しに一番後ろのやつの首を折り殺した
だが、気付かない
それが分かったのか、桜木がナイフを抜き
走り抜きざまに首を跳ね斬っていく
そして、20秒ほどすると、敵は全員地面に倒れている
もちろん、事切れているだろう
血の量が、それを物語っている
薙咲と橘は、もしもの時に備え待っていたそうだ
前にいる兵士たちは、驚くばかりだ
とりあえず弾幕は途切れた
それと同時に、こっちの軍も侵攻している
制圧は時間の問題だ
そう思った矢先に
「反射」
橘がつぶやく
ダダダダダダダダッ!!
銃声とともに、弾丸が飛んできた
おそらく相手側の援軍だろう
おまけに、武器が違う
AK47
これは、確かミラ軍の標準装備だったはずだ
浩二はとりあえずガバメントを抜き、応戦する
が、2発撃ったところで弾切れ
まぁそれで敵を2人射殺
あとは、反射された弾によって事切れていた
浩二はガバメントのマガジンを替えながら、無線を取った
「こちら暗殺者。総員に告ぐ。ミラ軍が侵入している、注意してくれ」
そう言った途端に
ガガガガガガガガガガガッ!!!
これは、重機関銃の音だ
おそらくバルカン砲か何かで迎撃されているのだろう
弾幕ってこれの事か
浩二は思わずため息をつく
だが、それがまだ序の口だということに気づかされる
銃声が
どんどん増えていく
さらに、その銃声の間に
タァン!
対物ライフルの狙撃だ
凄まじいことになってる
いや、実際に目の前に肉片やら血やらが飛んできた
「さて、裏神。出番だ」
そういうと
「絶対反射。弾を量産、攻撃態勢」
そう言って弾幕のど真ん中に躍り出た橘は
とてつもない量の弾を一斉に放った
その弾は一気に敵の体を蜂の巣にする
それだけでもやばいのに
「龍の光線弾」
おそらく本拠地となってる建物ごと木端微塵にするつもりなのだろう
直径3mほどのレーザー光線のようなものが一瞬にして建物を粉砕し、その勢いでどうやらこの街の壁に開けられた門を熱によって封じたようだ
そして、歓声
午前6時23分
スラム制圧完了
かと思ったら
目の前に敵兵が躍り出てきた
それを見逃さなかった薙咲は
ベレッタM1934を抜き
パン!パァン!
2発撃ち、どちらも急所に当たった
そしてようやく
スラム制圧完了
「こちら暗殺者。オールクリア」
浩二は無線を切り
帰途についた・・・
その顔は、歓喜に満ち溢れていた
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by dokkanogunmania | 2012-04-30 20:11 | 小説「Assassin」