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とある軍隊の飛翔弾丸

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Assassin 第3章 29話 「伸縮紅刀の使い手(スキル・アサシン)」

工藤斬魔
限られた人間に与えられる『スキル』
その中のトップクラスと言われる『暗殺者』のスキルの保持者
地球には15人しかいないらしく、日本には3人いたらしい
「暗殺者は、スキル保持者の中でもトップクラスの攻撃力とスピードを誇る」
工藤はそのまま剣を音もなく抜き浩二の視界から消える
浩二は考えるよりも先に
手が動く
ガキンッ!!
「・・・寸止めのつもりだったんだがすげぇな。あんたは裏のほうでは有名だが、まさかこんな強いとは思ってなかった・・・マキラを思い出す」
「・・・マキラ・・ねぇ」
浩二はその固有名詞に反応する
今では裏切り敵と化した反対派の5大将軍
そのうちの『紅の将』ことマキラは、ミラ軍に捕まり惨殺された
マキラはとてつもない攻撃力を誇り、聞いた話によると、勝率は99%
ほとんど負けていない
浩二はそれだけ強いということだが、いまいち実感がない
「それは・・・あんたの周りにいる人間が全員なんらかのスキルを持ってるからだ」
まるで心を読み取ったように語りかける
「実を言うとな・・・日本にいる暗殺者保有者ってのは、俺とお前。それと、佐藤輝だ」
「・・・!!!」
工藤の発言に、浩二は一瞬息が止まる
「佐藤輝は、あんたのサバゲー仲間だったやつで、お前も知ってると思うが、あいつは元傭兵だ。調べたところ、潜入任務の成功率が100%だった」
「・・・なんで、あいつが」
「待て。あわてるのは早い。そこにいる薙咲雷希と桜木芽衣。さらには橘・・・零火もスキルを保有している」
工藤は橘の名前を出したとたんに少し焦りが見えた
橘のほうは「?」と言う感じだったが
「・・・で、こいつらのスキルって言うのは」
「橘は見ての通り、絶対能力というスキルを持っている。おそらくスキルの中では最強だろう。暗殺者と並ぶ強さだ」
「言えばその通りになるあれか・・・」
「正確にいえば頭の中でイメージしたものがそのまま現実世界で起こるって考えた方がいい」
橘は黙ってはいるが・・・少しずつだが何かを感じ取っているような気がする
そして、浩二もどこからか殺気がするのを感じ取った
「そんで、薙咲は『爆薬使い』。爆薬の扱いが上手くなるほかにも、戦いが派手になる。それに伴って攻撃力が上がる。結構上位のスキルだ」
それを自覚してなかった薙咲は目を見開く
「・・・私は自覚している」
そう言ったのは桜木
「知ってるよ。あんたの経歴はこっちで調べたが全く分からなかった。スキルは言うとヤバいのか?」
工藤は気軽に聞いてるが、冷や汗をかいてる
それが桜木に対してはなく、別の・・・殺気のほうだ
「・・・浩二は私の経歴を知ってるから問題ないが、雷希と零火は知らない。故に言ったらまずい」
「そういうことね・・・」
工藤はさりげなく構えてる
それを感じ取った桜木も構える
・・・桜木は元某国特殊部隊員のスナイパーだ
それだけじゃない。キルトラップを仕掛け方や、近接戦闘においても人間を超越する身体能力の持ち主。それが桜木芽衣
浩二は桜木を一度だけ救ったことがある
それから桜木は浩二を信頼するようになったという過去を持つ
視力も6.0とマサイ族並み
・・・これは聞いた話だが、握力はあの細くて可憐な指からは想像しにくいが
95キロはあるという
にわかには信じ難かったが、これはつい最近の『スラム制圧』の時に嫌というほど証明をされた
首を素手で簡単に握りつぶし、引き裂くのは並みの人間ではまず出来ない
桜木はこのメンバーの中でもトップクラスの攻撃力を保持すると言っても過言ではなかった
工藤が、それの説明をしようと口を開けた瞬間
「吸収」
橘はつぶやく
ガッ!!と目の前が光ったかと思うと、石ころが・・・煙を上げて落ちた
「血足だな。あっちから仕掛けてくるとは予想外。迂闊だったな」
工藤はそんなことを言っているが
「絶対反射。そして光の槍を穿つ」
バババババッ!!
音速で飛んでくる無数の石ころが跳ね返され
そこからさらに
一筋の・・・例えるなら、超電磁砲
あんな感じの光が石が飛んできた方に向かって
突き刺さる
その光は、もう既に暗くなった夜空を明るく照らし
人々が避難した中心都市クラウストを光の槍が駆け巡る
「血手と血体を確認。血足も近くにいるが・・・」
「頭もいる。俺はあいつと1度だけ戦ったことがあるが・・・とにかく強い。頭だけは特に。あれ単体でもランクはA以上だ。気をつけろよ?」
「ランク・・・か。AAAランクと戦った俺がいるさ」
浩二はさりげなくそういうと、工藤と橘は目を見開く
「公式では、Aランク以上のブラッドポイズンと対等に戦えるのはあの5大将軍の中でもマキラくらいだ。AAAランクって・・・そんなの進化形の龍族か最下級の神ノ族くらいしかいない・・・それと戦って今ここにいること自体が奇跡だが」
工藤はそんなことを言いながら
遠くを観察する
「たまたま逃げ切れただけだ」
浩二はそう言って時計を確認する
黒い軍用腕時計は、7時57分を指した
「戦えってことか」
浩二はそんなことをつぶやき、笑う
「祝杯がてら、あいつらに俺たちの強さを見せつけてやる。突撃準備!!」
浩二はそう言って全員の顔を見る
笑っている
それ以外の感情をもつものは一人もいない
戦闘準備が整ったということだ
午後8時。星の明かりに照らされた中心都市クラウストに
号砲代わりの銃声が鳴り響いた
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by dokkanogunmania | 2012-05-20 15:40 | 小説「Assassin」