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とある軍隊の飛翔弾丸

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ここは廃人のブログです(笑)

Assassin 第3章 32話 「そして新たな始発点」

ダァン!!!!!
凄まじい銃声とマズルフラッシュ
それとともに吐き出される弾丸は当然のごとくデカい
浩二はそれを容易くナイフで切って行く
「・・・銃弾切断、か。そんなんでしか銃弾が防げないならお前は未熟すぎる」
桜木は上から目線
いつものことだが・・・今日は殺気が含まれているため、尋常ではないほどの緊張感
そして、何とも言えない怒りが込み上げる
これが果たしてただの暴走なのか
多分そうであろう
だが、その中に
万が一この学校内に、ミラがいたら?
今はブラッドポイズンが全部逃げて行ったため、襲われる心配がない
体育館は制圧可能だろう
そうすると?
マインドコントロール
出来るわけ・・・
いや、出来る
橘ならやりかねない
生き返らせた時には、浩二は体育館から出ていた
その直後に敵が殲滅され、制圧
橘は反射でなんとか敵を殲滅可能だが
それを封じる
威圧のみでなら、ミラが・・・いや、その上にいる
・・・たしか『ローリング』だったか
そいつがいるのか?
浩二はそんなことを考えながら
無心でナイフを振るう
その度に火花が散る
弾が切れた・・・5発目
浩二はそのまま飛びかかり、止めを刺そうとしたが
迂闊すぎた
やっぱり・・・いた
その後ろに
あの『ミラ』が
その手に見えた、銃口から
一瞬だけ、火が噴く
そこから飛ぶ、数gの金属は
浩二の胸を
バシュッ!
貫通した
何が起きたか分からないまま、浩二が床に伏せた
そこから流れ出た血の量は、尋常ではないほど紅く、床を染めた
その場に伏せた桜木は、銃を捨て、拳を握る
だがそれも、叶わなかったようだ
ミラはその胴体に蹴りを入れ、浩二の上を通過するような感じで、7mほど飛んだ
回転しながら受け身を取った桜木は、ミラを一瞬だけ見た
その手には拳銃。『Five-seveN』
P90のサブアームとして開発された銃なので、貫通力はもちろん凄まじい
そして、その銃口が
今、桜木の頭に向けられる
「使えない駒はすなわち・・・ゴミだ。いらないゴミは捨てる。ただ」
「「それだけの話だ」」
!!!
浩二はまだ生きていた
思わずミラが銃を下した
その隙を逃さない
桜木はナイフを抜き、ミラの首筋に振り下ろした
だが、近距離では最強だった佐藤・・・ミラには勝てない
そのナイフは桜木に向けられる
その時に、一瞬気配がしたのか
ミラが後ろを振り向いたその時に
「時空切断!!!」
その瞬間に
キィィィィィイイイイ!!!という甲高い音
その直後には、世界が静止した
「さて・・・浩二、手当をするぞ」
橘はそういって、手を傷口にかざす
「死神殺し」
そのとたんに、傷口から赤黒い物体が湧き出し、見る見るうちに傷を修復した
最後の・・・胸の銃創が治ると、浩二は立ち上がり、その場でしゃがみこんでいる桜木を抱きかかえた
それを見て、ため息をついた橘は
「時空修復」
また、甲高い音とともに
ミラがナイフを振った
そして、状況を理解できていないのか
目を見開いたミラに
浩二は殺気を向け始めた
「・・・随分と派手にやってくれたじゃねぇか」
それを見たミラは、笑い始めた
「これは傑作だな。まさか生きてるとは・・・」
そこで言葉を止めたミラ
肩が震えてるのを見ると、おそらく怒り
「ッざけんな!!!!!!」
「やっぱりな」
思わず声に出てしまった浩二はにやける
「お前は、仲間を裏切り殺した。その行為は紛れもない敵対・・・俺たちに容赦という言葉はない」
ミラはそれを聞いて、笑う
視線はもちろん、浩二の・・・折れた2本の紅剣
「武器のない雑魚を殺すほど腐っちゃいない。地面でくたばってろ・・・暗殺者」
ミラはそう言い放ち、手を挙げた
銃を向けようとした浩二の手に
桜木の手がそっと乗っかる
「もう・・・やめて。ここでは争わないで」
初めてか。こんなか弱い桜木の声を聞いたのは
浩二は思わず銃を離した

帰還。それはとても重苦しい
負けに負けを重ねた浩二たちは、拠点に戻った直後に、全員寝てしまった
数時間後に最初に目が覚めた浩二は、怒りを抑えるために冷蔵庫から炭酸水を取り出し、飲み始めた
そして、冷静になった浩二の頭の中に
一つの疑問が生まれた
「薙咲は・・・どうしたんだ?」
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by dokkanogunmania | 2012-05-25 19:10 | 小説「Assassin」