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とある軍隊の飛翔弾丸

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Assassin 第4章 33話 「謎の武装看護婦」

薙咲雷希・・・通称『爆弾狼』は、入院していた
浩二が朝方ふと思い出し、急いで城の門番に聞いたところ、すぐに教えてくれた
意識は回復しておらず、依然として予断は許されないそうだ
13の銃創に加え、背中に大きな裂傷
傷口は全て開き、運ばれた時には死ぬ寸前だったらしい
そこをなんとかここの医者たちが治し、持ちこたえたというわけだが
「・・・広すぎる」
そう。薙咲が入院してる病院自体かなりの高さのビルで
さらにここは最上階の・・・VIPルームと言える場所だった
名前は知らないが・・・王のせめてもの配慮なのだろう
そんなことを考えていると、看護婦さんが来た
「あの・・・浩二さんですよね」
「はい。そうですが?」
あまりにも唐突だったために、浩二はあわてた
その反応を見て微笑んだ看護婦さんは
サッ!!
突如気が狂ったかのような早業で、腰に隠し持っていた9mm拳銃を抜いた
それを察知した浩二も、ガバメントを抜く
ほぼ同時に銃を突きつけた浩二を見て、一瞬目を見開いた看護婦さんは
銃を下して、上着をを脱ぎ捨てた
!!!
衝撃が走った
浩二は思わず目を守った
それは、心理攻撃
だが、それは一瞬で解除された
下には潜入用のスーツを着ていたからだ
胸にはナイフがしまってあり、腰にはマカロフが収まってた
「自己紹介はこれくらいにして、浩二さん。すぐに戦闘服に着替えてこの街から離脱してください」
そう言った看護婦さんの後ろには、いつの間にか仲間が全員揃っていた
「そういうことだ・・・詳しい事情は後で話すが、一旦引き返す」
工藤がそういい、スーツケースを渡してきた
その中には、黒い戦闘服と、IHの繊維で出来ていた防弾性のマントが収められていた
「私が雷希を回復させる」
そう言って手をかざした橘
「死神殺し」
一度浩二も喰らった回復能力
浩二はそのまま戦闘服に着替えた
回復を終えたと同時に、桜木から
「・・・これを使え」
そう言って渡されたのは、信頼のサブマシンガン
その射撃性能はほかのサブマシンガンとは比べ物にならない
「MP5SD6・・・か。隠密行動には適してる」
浩二はスリングを取り出し、MP5を肩にかけると、薙咲の様子を窺った
「・・・ここはどこなの?」
どうやら死地から脱したようだ
浩二は今までの説明をして、薙咲を病院から運び出すと、拠点に向かった
拠点の前には、武装した男
「デジャヴ・・・ねぇ」
浩二はその男をガバメントで撃ち抜き瞬殺すると、拠点の中に入った
突入したが、もちろん中には誰もいない
浩二は全員に指示を出し、脱出の準備を始めた
さっきの看護婦みたいな人は、自分の名前を『スパーク』と名乗って去って行った
工藤曰く、そいつは『雷鳴の暗殺者』らしい
つまり、世界に15人しかいない暗殺者のスキル保持者でもある
浩二は荷物を運ぶのを手伝い、わずか1時間足らずでトラックに荷物を積み終わった
この用意されたトラックもまた凄まじい改造を施されていた
内部には丁寧に固定された2段ベッドが2つと、銃の整備用の部品とテーブルが用意されていた
その中に、MP5を10丁と、P90が5丁。さらにはハンドガンが合計で10丁収められたケースと、ありったけの弾薬。さらには手榴弾とRPG-7なども詰めたが、そんなに狭くはならなかった
個人の紅剣や紅刀、紅矛。IH製の防弾盾なども収納でき、内装は完璧だった
だが、それを上回るのが
外装だった
ほぼ全ての部品が『IH製の防弾繊維』を使用して作られている
フロントガラス。ミラー。タイヤなどはもちろんのこと
ハンドルなどもその素材で作られてるというから驚きだ
ちなみに運転は工藤がやるという
さっき運転は大丈夫なのか?と浩二が聞いたが
「俺は元レーサーだ。問題ない」
などと言っていた
そんな次元の話ではない。と、心の中で突っ込んだ浩二だった
しかし、発進した時。さらに進んでる途中も、驚きの安定感
まるで静止してるようなそのドライビングテクニックに浩二たちは驚かされている
「こちら・・・ギリーレイ。暗殺者、応答せよ」
ギリーレイ。これが工藤のコードネームらしい
「こちら暗殺者だ。どうした」
「間もなくこの街から脱出する。念のため敵兵に注意してくれ」
「了解」
浩二はMP5のマガジンを装着した
それを見ていた薙咲や桜木は、MP5を構える
「3・・・2・・・1・・・」
工藤がカウントダウンをしてくれた
「GO!!!!」
バン!!という音を立てて、後ろの扉が開いたが
誰もいなかった
「何もなかったな。これで一件落着か」
浩二は笑いながら武器を置いた
「まぁそういうことね・・・」
薙咲も少し微笑みながらそう言った
その場の空気を和やかにする能力を持つ薙咲がいれば、たとえ戦場だろうと生きて帰れる
トラックの中は笑いと喜びで満ち溢れていた

それから数時間後。橘たちと街に潜入しようと試みたあの丘に到着した
ここは敵が攻めにくい地形だ。狙撃も不規則に岩が並んでいるので実質的に不可能
浩二たちは今日はここで野宿をすると決め、早速食料がそんなに積んでない事に気付いた
どうするか・・・それを決めていたときに
・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
地面が揺れ始めた
さらに
サァァァァァァ・・・
風も強くなってきた

――――――嫌な胸騒ぎと同時に、地の怒りを感じた―――――

その瞬間だった
後方約6kmの山頂が爆発した
空気が揺れるのを肌で感じ取れるほどの大噴火だった
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by dokkanogunmania | 2012-05-26 14:57 | 小説「Assassin」