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とある軍隊の飛翔弾丸

assassin44.exblog.jp

ここは廃人のブログです(笑)

バリバリ・・・
こんな感じだろうか
一応浩二たちの所有物らしい倉庫の中の空気は、殺気で満たされている
防弾シャッターは粉々になり、辺りには40人近くの敵兵の死体が転がっている
それを後ろに蹴り飛ばし、紅剣を構えているのが
反対派「黄」の将軍・・・フライ
ミラ軍とは敵対しているのか、武器はAKシリーズではなくM4だ
おそらく、同士討ちでも起こりかねない状態だ
浩二はそんなことを思いながら、フライに近づく
「・・・間合いに入るのが怖いのか」
フライがそういうと、浩二は
もう無言で
剣を構えた
その瞳はもはや
常人の数十倍の殺気を放つ
「・・・ハッ!!!」
声を上げ、飛びかかったのは・・・浩二
右の剣を高速で振り下ろす
ガキンッ!!
当然の如く弾き返される
その反動で、今度は左の剣を右から左へ薙ぐ
それをフライはスェーバックで避けると、反撃してきた
浩二はそれを受けようと態勢を取ったが
バリッ!!
2本の剣が悲鳴を上げる
それだけ重い
「・・・くっ!」
浩二も力いっぱい剣を押し返すが
力を入れれば入れるほど重さは増す
ザッ!!
剣を一気に引き抜き距離をとる
「馬鹿が。逃げても無駄だ!」
攻撃補助用なのか、フライの剣はリーチが短い
だが、その分フライの足の速さが尋常じゃない
一瞬でコンテナの隅に追いやられた浩二は
剣を構えようとするも
目を見開き、今自分が死地に立たされてることを悟る
それを見たフライは笑う
その笑いには、異常なほどな殺気が含まれている
浩二にはもう逃げ場はない
後ろにはコンテナ
横と前かのどちらかに行けばフライの斬撃によって即死は免れない
紅剣は元々ブラッドポイズンの外殻「IH(インフィニティットハニカム)」を切断するために作られた事実上最強の剣
斬れぬものはないと言っては過言ではない
防弾性のシャッターがバターのように斬れるその刃は
アンチマテリアルライフル弾をそのまま剣にしたようなもの
まともに当たれば肉が砕け散る
「馬鹿が!!」
パァンッ!
剣が爆音を立てて浩二に迫る
その速度は・・・音速
もう逃げる場所はない
だが
「ここで」
浩二はそういうと、剣を振り上げる
「勝ち誇ったような」
剣はぶつかり火花が散る
「顔をッ!」
バンッ!!という音とともに
フライが飛んだ!
「するなァ!!!」
浩二は形勢逆転と言わんばかりに追い込む
跳躍し、右の剣を
そのまま
フライの体めがけて
突き立てたっ・・・
ガスンッ!!!!
コンクリートが砕け散り、舞う
フライは
その破片の中にいた
立ち上がり、不敵な笑みを浮かべる
「・・・間一髪と言ったとこか」
フライはそういうと、剣を収めた
「なんのつもりだ」
浩二はフライが武装を解いたことを不審に思った
が、その思いは
・・・!!
一瞬にして消えた
フライの右太腿から血が噴き出ていた
3分の1ほど裂けている
だが、まともに当たったならすでに脚は木っ端微塵だろう
それがないと言うことは
掠めた
それしかない
浩二は改めて自分の体に異常はないか確かめるが・・・ない
どこも痛みを感じないことと、血が一滴もないことが正常だということを物語る
「分かったみたいだな。今日はこのくらいにしてやる」
フライはそういうと、黒い戦闘服の帯を靡かせながら
「またどこかで会おう」
そんな台詞を吐いたとたんに恐ろしい瞬発力で駆けていった
浩二は剣を収めると、薙咲たちの方を見る
目は見開き、放心状態
ちなみに3人とも
浩二は溜息をつきながら3人を元の状態に戻し、とりあえず拠点に戻ってみた
扉を開け、中を確認したが誰もいない
荒らした形跡もない
だが、安心は出来ない
この街は敵に占拠されている
おそらく、もうそろそろ敵が回ってくるだろう
「全員、戦闘態勢だ。目的はこの街の敵の撃退あるいは殲滅。もしくは隠密で脱出し、態勢を立て直した後外部攻撃での撃退か殲滅だ」
浩二はそういうと、立てかけてあったP90をとる
「・・・了解。只今より作戦を展開する。指示を頼む、暗殺者」
そう言った橘はそのまま外にでる
「反射」
何度も聞き慣れたその言葉は凛としてなお、恐怖が走るほど冷静で
氷の刃が直接体に刺さるような錯覚に陥る
それが味方の俺だから
敵には相当な殺気としてとれるのではないか
悲鳴とともにバタバタと敵が死んでいく
まさか自分の撃った弾が返ってきてなおかつ心臓に撃ち込まれるんだからたまったもんじゃない
浩二はそのまま外にでると
ふと気になったことを口走る
「橘。そういやなんでさっき助けなかったんだ?」
「そりゃ・・・めんどくさかったから!!」
・・・この先が思いやられる新たなスタートとなった
正確にいえば戦いの火蓋が切られたともいう
中心都市クラウスト奪還作戦が決行され、浩二はもう
『泣き顔』である
それを見ていた薙咲たちは、笑っていた・・・
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# by dokkanogunmania | 2012-05-18 22:19 | 小説「Assassin」
世界でも数人しか持っていないスキル「暗殺者」
それ以外にも種類は豊富にあるが、全て世界に数人というレベルでしか存在しない
そのスキルを持つものに付きまとうリスク
それは「暴走状態」
何かを引き金にして起こる現象らしく、ほとんどが瀕死の重傷、あるいは仲間の死などが引き金になっている
浩二の場合は、何か強大なものに追い込まれて、なおかつ侮辱されることを引き金としている
そして、暴走状態を止めるには
一定の量の殺戮あるいは自己の死。もしくはとてつもない精神的ダメージ
今の浩二は、明らかに「殺された」感じだ
まるでブレーカーが落ちたように
その混沌とした意識の中で、見えたものは
紅の光線と蒼の光線が、お互いに混じり合う光景
そしてそれは、次第に膨らみ
限界まで達したのか
音も立てずに割れた
まるで、スタングレネードを喰らったかのような
そんな衝撃だった
その直後、自分が加速しているのが分かった
上に・・・上に・・・
徐々に加速しながら上昇している
「うわぁ!!」
目が覚めた
浩二はあたりを見回す
(・・・独房か)
浩二は独房に入れられていた
あの暴走状態がよほど相手にとって不利な状況だったのか
そう考えれば
裏切られた
浩二は憤りを覚えた
そして、当然だが装備品は全て没収
ダクトから逃げようと思ったが絶妙なタイミングで見張りが来たようだ
とりあえず気を失ってる振りする
見張りはそのまま通り過ぎて行った
それを確認すると、浩二はダクトに入り始めた
しかし、脱出はもちろん不可能
少し先からせまくなっており、人が通れる大きさではなかった
だが、ダクトに入ったのは正解だったようだ
そこには
サイレンサーモデルのスタームルガーMkⅠが隠してあった
誰がこんなところに入れたのかはさておき、浩二は急いで弾の確認をする
弾は・・・入ってる
しかも、近くには予備のマガジン
ツイてるとしか言いようがない
とりあえず、浩二は銃を持ちダクトから出る
見張りがちょうど戻ってきたので銃を腰に挿し込み、立ち上がる
浩二を見た見張りは驚きの表情をしたが、すぐに真顔になり
ここに入ってくる
ただ、ここでは殺さない
ある程度話を聞いてからだ
浩二はそのまま立っている
見張りは、入ってくるとホルスターから銃を抜き、浩二に銃口を向けた
「グロックか。何も武装していない俺が怖いのか」
浩二はあえて挑発する
「お前は過剰殺戮の罪で捕えられた。ついでに、お前のお仲間さんもな」
「てめぇ・・・あいつらに何をした。事と次第によっては」
チャキ
その見張りは浩二の話を銃を構えなおすことによって中断させた
「お前よりは罪は軽い。あいつらは俺たちに協力をしたからな」
「協力?俺を気絶させたことか」
「それと、お前が持ってた武器の破壊もな」
よくよく考えたらあの場には薙咲と橘しかいなかった
そして、桜木は狙撃手
「・・・そういうことか」
「俺はあんたの処刑を命じられた。上のほうからの命令だ、悪く思うな」
そういうと、グロックの引き金に手をかける
浩二は微動だにしない
「・・・じゃあ、最後に聞いていいか」
「ふ・・・遺言か?」
「薙咲たちはどこに拘留されてるかだ」
「・・・?馬鹿かお前、聞いてどうする」
「最後に死ぬなら聞いても文句ないはずだ」
浩二がそういうと、その見張りの兵は黙った
だが銃は降ろさない
「・・・ここの隣のエリアの牢屋に入ってるはずだ」
「そうか・・・」
浩二はそういうと
一気にしゃがむ
腰に手を伸ばし、MkⅠを素早く抜く
あまりにもいきなりだったため、目の前の兵は銃を撃てなかった
浩二はその一瞬で
プシュッ!
引き金を引いた
アルミ缶を開けるような音とともに、その兵の心臓を撃ち抜いた
そして、浩二は素早くグロックを奪い取り、独房を脱出した
(とりあえずは・・・これでいい)
浩二はグロックを仕舞い、MkⅠを構える
隣のエリア
まぁそこまで行くには看守を倒す必要がある
とりあえず足音を殺して近づき、看守に強烈な肘打ちを喰らわせて昏倒させた
そのあとは、首の骨を折り瞬殺
浩二は難な隣のエリアに入ることが出来た
しかも、幸いなことに通路が短いうえに一直線
敵は1人なので、とりあえず頭を撃ち抜き
牢屋を探した
2つほど先の牢屋から人の気配がする
浩二は牢屋の近くまで行き、様子を見た
厳重に縄で縛られているが、性的暴行は受けていないな
もしかしたらこれからやるつもりだったのかも知れない
浩二はそう思いながら、さっき倒した見張りから牢屋の鍵を奪い、開けた
「・・・浩二!」
桜木が声をあげた
他の2人はまだ意識が戻っていないのか、反応しない
とりあえず、3人とも解放する
「とりあえず、話は後だ。装備品を奪還してここから立ち去るぞ」
「分かった」
桜木はすぐに状況を把握し、動く
そして、意識を取り戻した2人も浩二がいることに驚きつつも、すぐに動いてくれた
とりあえず、上の階に上がった
そこは倉庫らしく、ここは隠し階段だったようだ
とりあえず、倉庫に出ると
驚きの事実が分かった
「ここは・・・俺らが使ってる倉庫か」
浩二がメリモスを倒した倉庫に出た
浩二はとりあえず上がり、あたりを確認する
敵の気配はない
メリモスの死体がそのまま置かれているところを見ると誰も来ていないようだ
自らが跳ね落としたメリモスの首
よく見ると、恐怖で顔が歪んでいる
浩二はそのまま首を戻すと、傷の少し上の場所が盛り上がっているのに気付いた
纏っていた布をめくりあげると
「やっぱそうか」
秘匿用の短剣が2本隠されていた
鞘から抜くと、剣が妖しい光を放っている
おそらくこれも紅剣だろう
階段から這い上がってきた3人は、メリモスの死体を見るなり驚きの声をあげた
「メリモス・・・お前さっきの状態で殺ったのか」
一番驚いている橘が、目を見開いてそう言うと、近くにあった紅剣と紅矛を見つめる
「この武器・・・近距離戦も出来るやつだったのか」
そのまま武器を取ると、桜木に2本の紅剣を。矛を薙咲に差し出す
「何のつもりだ。橘」
浩二はそういうと、背中に手を伸ばすが
すっかり忘れてた
剣は没収されてて無いことを
「別に戦うつもりはないさ。これからに置いて、武装はしておいたほうがいい」
「そういうことなら、いいだろう」
それを聞き、薙咲と桜木は
剣と矛を受け取り、装備する
浩二があたりを探すと
紅剣が落っこちていた
没収されたのは銃器類だけだったらしい
これはマシンガンを取った時にそのまま落っことして置いていっただけだったのだ
その近くには、黒色の戦闘服が置いてあった
浩二はとりあえずそれに着替える
「浩二、これからどうするつもりだ」
「拠点がなきゃ行動不可能・・・だな」
浩二はそういうと、トラックのほうを見る
「トラックで移動すれば問題ないんじゃない?」
薙咲がそういうと、ほんの少しだが空気が和んだ
浩二はとりあえずトラックの荷台の荷物を確認しようと扉の取っ手に手をかけた
中から強烈な殺気がした
浩二はとりあえずバックステップで距離を取る
そして、気付かれないように辺りを見回す
木箱の上には、グロック18が置いてあった
それを取り、弾倉の確認を終わらせた浩二は
一気にドアを開放する
その隙間から
ダダダッ!!
銃弾を叩き込む
一瞬だけ敵が見える
3人
グロックから9mm弾が3発飛び出る
それは、敵の心臓に吸い込まれるように飛んでいき穴をあける
浩二は中を確認する
3人の敵兵は驚くことにAK74を装備したミラ軍の特殊部隊員らしい
すでに事切れてる3人から銃とマガジンを奪いとり、トラックを掃除するように橘たちに指示すると、浩二は死体を片づけ、奪ったAKを構えた
胸騒ぎがする
いや、そもそも自分が暴走しただけで拘束されるか?
過剰殺戮が犯罪なら前線基地の薙咲が100人以上敵を殺している
第2都市カルマでも、ミラ軍特殊掃討隊を全滅させた
この街に入った時点でアウトじゃないのか?
そして、何でここにミラ軍がいる
この2つが一つの見えない線で結ばれた
浩二は・・・気付いてしまった
今ここがどれだけ危険か
浩二は思わず・・AK74の引き金に指をかける
次の瞬間
(これは間違いじゃなかったな・・・)
AK74が火を噴いた
その瞬間に、爆発音
ポンッ!!
そのなんともかわいらしい音とともにシャッターのロックが破壊される
防弾性のシャッターは浩二が撃った5.46×39mm弾を受け付けない
それは相手にも言えることで、銃弾がシャッターに当たって跳ね返る音が凄い
威嚇のつもりだろうが、浩二は銃声に慣れてしまっているので何ともない
まぁこのままシャッターが「何か」によって粉々にならない限り・・・な
桜木たちもさりげなく武装しているな
なら問題ない
浩二はそのままトラックに銃を運ぶことにした
銃声の響く倉庫の中で、悠然と運んでいく内に
殺気が・・・膨らんでいる
それは嫌というほど経験した「特別」な殺気
まぁ大体分かる。これは・・・
そう思った時
シャッターがバン!という音と共に粉々に散った
それを待っていたかのように銃弾の嵐が吹き荒れる
浩二はそれに応戦するように撃つ
射撃線を避け、浩二は下から薙ぐように銃を振う
そこから放たれた弾は、1人1人。敵兵の眉間に吸い込まれるように飛んでいく
30発の箱型弾倉の中は空になる
倒した敵は・・・まさかの30人
残りの敵は的を桜木たちに変えたらしい
だが・・・
「逆に危険だ」
思わず浩二はそう言ってしまったが
銃口から有無を言わさず弾が出る
「反射」
まぁそうだろうな
敵の体がすかさず蜂の巣になる
敵はそれで全滅した・・・わけではない
やっぱり1人、生き残っている
その男は銃を持たず、代わりというばかりに
「紅剣」を持っている
その姿は・・・反対派の将校
黄の将軍「フライ」だった
「久しいな・・・探したぞ」
フライはそう言い放ち、紅剣を構える
「・・・」
浩二は黙りながら背中から2本の紅剣を抜き、構えた
桜木たちも抜刀したが、浩二が剣を出し止める
「お前らは手を出すな・・・これは」
「2人だけの戦い・・・か。分かった」
桜木は分かったのか、少し悲しげに剣を収める
2人は剣を構えながら・・・睨みあう
遂に敵対したフライたちと遭遇してしまった浩二は、最後に言い放つ
「・・・裏切る者は死す。それが俺の心の掟だ」
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# by dokkanogunmania | 2012-05-07 20:29 | 小説「Assassin」
油断
よく考えれば忘れてたな
浩二はそう思いながら地面に伏せている
たまたま転びそうになったのが幸いし、左腕を掠めただけで済んだ
だが、ものすごい量の血があたりに散乱しているところを見ると
改めて対物ライフルがいかに危険かを思い知らされる
もし胴体に命中していたら、間違いなく即死だっただろう
掠めただけでも重傷ですから
・・・スラム制圧後、意気揚々と岐路についた浩二たちは、油断をしていた
てっきり敵を殲滅していたのだと思い込んでいたからだ
それもそのはず。橘の光線弾によって敵の本拠地と思われる場所は跡形もなく消え、残りの敵は降伏したのだから
さらに、裏門と呼ばれてた侵入口も光線弾の熱で溶け、塞がれた
まさか今さら狙撃はされないだろう
そう思ってた矢先に
転びそうになる
そんで
ビシュッ!
腕を超音速で掠めた弾は血とともに地面に刺さった
忘れてた
神の狙撃手「メリモス」の存在を
浩二は思わず苦笑する
いや、そもそもここ笑うとこじゃない
と、自分の中で突っ込む
だんだんと、意識が遠のいてく中で
ふと、何かが横切る
それは
見えない何かをぶつけて消える
「痛っ!!」
浩二は周りを見渡す
弾が掠めた左腕は
肉が一部もぎ取られてる状態だったらしく、一部がへこんだようになっている
ここは・・・拠点
どうやら運ばれたようだ
橘たちは見当たらない
手当が施されてあったので、おそらく外で
バン!バァン!
交戦中。予想は的中
浩二は起き上がり、腕の様子を見る
痛みが走るが、ほとんど問題ない
紅剣を背負い、近くにあったAF2011A1を装備する
インカムも外されてあったが、机の上に置いてあるのをみると
「・・・起きたら行けってことか。つくづく厄介なやつらだ」
浩二は苦笑しながらそういうと、インカムのスイッチを入れた
「こちら殺人蜂。全員状況報告」
「爆弾狼。エリアC1クリア。現在C2の敵と交戦中」
エリアを分けている
おそらくそこに置いてある地図に書いてあるだろう
浩二はそれを頭に叩き込み、連絡を取り始める
「・・・遅くなった。こちら暗殺者」
「おい!大丈夫なのか?無理はするな」
橘の声が聞こえた
「あぁ、大丈夫だ。それより状況を知りたい」
「こちら殺人蜂。今さっきミラ軍が正門から攻めてきた。その数およそ2000人。そのため、今正規軍が広場で戦ってる。それを援護するために私たちが動いてるって感じだ。暗殺者、行けるか?」
「状況をおおよそ把握できた。俺は南東のエリアG7を攻める。いいか」
「了解。武運を祈る」
「お互いにな」
通信を終えると、浩二はそのまま外に出た
ババババババ!!
ガガガガガが!!
至るところから銃声が聞こえる
浩二はとりあえず武器庫に向かい、銃を調達しに行く
さすがにこの銃だけでは火力負けするので、浩二はアサルトライフルやら何やらを貰いにきたのと
今着てる将校用の服も、来てるだけでイライラしてくるので、替えに来た
そして、倉庫のドアを開ける
中にはもちろん誰もいない
と思ったら
人の気配が微かだがする
(この気配・・・まさか)
そう思った時には手遅れ
いや違う
浩二は咄嗟に横にステップする
プシュッ!という、独特な銃撃音
サイレンサー付きの銃で撃たれているようだ
しかし、この気配は違う
普通の兵士ではない、特別な空気
浩二は思わず紅剣を出す
「・・・ハハハ。やっぱりそうか・・・」
奥から聞き覚えのある声
「ソル・・・いや、メリモスか」
浩二は紅剣を構える
足音はしないが、確実に近づいてくるのが分かる
そして、姿を現したメリモスは
黒い布を纏っている
スナイパーライフルのM700を肩にかけ、手にはやはりサイレンサーのついた拳銃
だが、デカい
浩二は目を細めてその銃を見た
「Mk23。SOCOMピストルか」
45口径の弾を発射する大型拳銃
通称「ソーコムピストル」
「よく分かったな。褒めてやる」
そういうと、メリモスは銃を捨てた
「・・・どういうつもりだ。今さら投降なんて受け付けないぞ?」
「馬鹿馬鹿しい。スナイパーだからって俺が近接戦闘が出来ないとでも思ったのか」
メリモスは、背中のM700も近くのコンテナに立て掛け、代わりにというばかりに近くに隠してあった矛を取り出す
「紅矛だ。その紅剣と同じ素材のやつだ。これで、お前を殺す」
そういうと、構えた
その構えに隙はない
浩二もこれは予想外としか言えなかったが
「殺るなら真剣にやれ。つまんねぇ動き見せたらダルマにしてやる」
浩二はそう言い放って飛びかかる
右の剣を叩き込む
だが、弾かれた
その反動で左の剣を薙ぐ
これは紙一重で避けられた
「防御だけか」
浩二はメリモスを挑発する
「俺が何の軍を動かしてると思うんだ」
メリモスは矛を振う
その速度は・・・尋常じゃない
なんとか避けるが
地面・・・コンクリートが簡単に粉になる
「お前こそ逃げ腰のチキンだな」
そう言われた浩二は
黙った
決して無視していたのではない
今までにない
「何か」を手に入れたような
そんな感じだった
その感覚は、体の芯が火照るような
燃えるような痛み
そしてとてつもない高揚感
「う・・・あ・・・」
メリモスは首を傾げた
「泣くなら外で泣け。俺は男の泣き顔なんざ見たか」
「うあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
浩二は発狂する
今の浩二は浩二じゃない
もはや「悪魔」だった
逆手に持ってるほうを持ち替え、構える
飛びかかり、襲う
メリモスはそれを何なく矛の柄の部分で防ぐが
「!?」
メリモスは異変に気づく
その剣はさっきの数倍は重い
弾き返すこともままならず、そのまま後退した
「ああああぁぁぁぁぁ!!!」
浩二はまた声を荒げ、飛びかかる
そして、メリモスは矛で防ぐのではなく
斬りかかる!
フォン!
その矛は、浩二を「すり抜けた」
ガン!!という、コンクリートが砕ける音
それとともにバシュッ!!
その音と同時に、メリモスは膝から崩れ落ちる
「な・・・殺られたの・・・か」
メリモスの背中からは、血が噴き出ている
もう助からない
痙攣を起こし、体が思いっきり仰け反ったかと思うと、息絶えた
浩二はそれを見届けると、矛を奪い取り
ダンッ!!
首を刎ねた
「・・・」
浩二の眼はもはや人ではない
何か獲物を探すように
あたりを見回す
「覚醒」した
浩二に秘められたスキル「暗殺者」の暴走状態である
その状態は、薙咲と同じ
身体能力や筋力などが格段に増す
そして、痛みを感じなくなる
浩二の場合はそれだけではない
暗殺者の暴走モード
そう、それは
一瞬にして相手を殺す
頭の中にはそれだけが回る
なので、言葉が話せなくなり、発狂するようになる
防御はしない
その代わり、恐ろしいスピードで避け、その反動で敵の背後にまわり首を取る
正気に戻るまでにはそれだけの時間を要する
今の浩二は敵を探し求めている
それは全てを喰らう悪魔
気の済むまで殺戮を繰り返すか、あるいは死ぬ
それをしない限り多分正気には戻らない
「うぅ・・・あああああぁぁ・・・」
浩二は黒い戦闘服に着替えた
そして、近くにたまたま置いてあったマシンガン。M60を持ち
「あはははははははっ!!ああああああああぁぁぁ!!!」
浩二は発狂しながら外に飛び出る
そして、引き金を引く
バババババババババババババババッ!!!!!
M60を構えながら弾幕を張る
たまたま近くにいた敵は
もちろんアウト
浩二は敵を見つけては蜂の巣にする
だが
バァン!!という音とともに
M60の機関部に穴が開く
タァン・・・
対物ライフルでの狙撃
浩二はそれを捨て
笑う
「そこまでだよ」
そう言われ、振り返ると
薙咲が立っていた
その後ろのは、橘がいる
「武器を捨てて投降しろ。敵の過剰な殺戮はこの国では違法だ」
橘がそういうと・・・
浩二は、剣を抜く
「殺・・・す・・ぞ」
そう言った途端に
ガシャガシャッ!!
囲まれた
盾を持った兵が100人近く
その後ろには、M4を持った兵士がいる
浩二はこの時
ある程度覚醒が解けてきた頭に
裏切りという単語が出てきた
「ふ・・・ふざ・・・」
浩二は怒りを爆発させた
裏切りを2度も
もう耐えきれない
その思いが
今ここで解き放たれた
「ざけんじゃねぇぞ!!この裏切り者がぁあああ!!!」
剣を素早く振り、地面を叩く
舗装されてる地面に亀裂が入る
「お前は少し落ちつけ。私たちは、裏切ったのでは」
「ああああああぁぁぁぁぁ!!!」
橘の話を断ちきり、発狂する
そして
その時
一瞬だけ聞こえた橘の声
「殺れ」
その瞬間に
浩二の意識が飛んだ・・・
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# by dokkanogunmania | 2012-05-03 04:11 | 小説「Assassin」
日が昇り、辺りがだいぶ明るくなった午前5時
中心都市のちょうど真ん中に位置する、半径約100メートルの広場
そこに重装備の兵士が集結している
先頭は防弾盾を持った兵士が集結し、そのすぐ後ろには
モスバーグM590を持った兵士がたくさんいる
さらにその後ろには、M4カービンを装備した兵士
最後尾には、M700ボルトアクションライフルを装備した兵士が並んでいた
ざっと見たところで1000人近くはいる
ここまでしないと無理なのかと思うと、いささか気が重くなる
浩二たちも、支給された防弾のベストを下に着込み、動きやすくしてる
装備は各自に任せてある
浩二は紅剣2本を背中に背負い、懐にはガバメントを隠してある
桜木と薙咲は、倉庫で見つけたらしいベレッタM1934を隠し持ち、タクティカルナイフを2本ずつ持っている
橘は、何も持たないと言っていたが、懐にMkⅡ手榴弾が隠されてる
そして、全員がOKサインを出すと同時に、インカムを装着する
「・・・こちら暗殺者。準備完了だ」
「こちら爆弾狼。OK」
「殺人蜂。完了。あとは・・・」
そういや橘のコードネーム決めてなかった
浩二はどうする?という感じの顔で橘を見る
「私は・・・裏神と呼ばれてた。それを使う」
空気を読むのが上手い
浩二は少しだけだが、そう思った
「よし。では、打ち合わせ通り、俺たちがまず入るぞ。先頭は殺人蜂」
「殺人蜂、了解」
そういうと、桜木たちはスラムの入り口に向かった

午前5時29分
突入まであと1分を切った
向こうの兵は既に配置が終わっており、所々から銃口が見える
狙撃兵が監視し、指示を出すらしい
桜木が立ち上がり、準備体操をすると
無線から
「突入せよ」
と、声がかかった
浩二たちは、陰に隠れながら門をくぐり、入っていく
さすがに汚いな
こういう場所は
浩二はそう思いながら進む
この時間はちょうどハイになったスラムの住民が寝つくころだという
夜中に襲うとハイになった連中がところ構わずサブマシンガンをぶっ放すとか
そういうことも頭に叩き込み、スラムの中心に向かう
そして、軍の狙撃兵の死角になる場所に
入ったとたん
(こいつはやばいな)
浩二以下3名、苦笑
バットやナイフを持った男たちが2~30人はいる
だが、銃は持っていない
狙撃兵の存在を知っていての行動であろうか
だが、銃を持っていてもおかしくはない
おそらく、浩二たちと同じで隠し持っているのだろう
さぁ、武器を出し戦う準備を・・・
とはならない
はっきり言えば、雑魚
特に薙咲や桜木にとってはこんなのは子供より弱い存在
武器などは必要ない
1人の男が前に出てきた
「おや~?こんな時間にここを歩きまわるなんて随分物好きだねお譲ちゃん~。おじさんたちと遊びたかったのかな~?」
わざとらしい
明らかな挑発
だが、これに乗るほど馬鹿なことはない
相手が出た瞬間を狙うつもりだろう
桜木たちから殺気が漏れ出てるのに気付いた
「それともぉ~?おじさんたちを殺りに来たのかな?」
その瞬間
その男が懐から
トカレフを抜く
それと同時に
桜木が前に飛び出し
その勢いで
ハイキックを繰り出す
メキッ!という音とともに男の首が「もぎ取れた」
その光景に、周りの男たちが一瞬凍りつく
それを合図に
薙咲は両手を手刀にし、前の2人の頸動脈を引き裂くように振り払う
それをされた男たちは、悲鳴を上げる間もなく瞬殺された
橘は・・・やばい
近づいては何かを飛ばして殺している
もう何だかカオスな戦いになってきたので
思わず浩二も、参戦した
まず、前の男の鳩尾に蹴りを入れ前のめりになったところをミドルキックで瞬殺。そして、足を反転させて後ろで固まってた男の顔に回し蹴りを入れ、止めとばかりに首を折った
そんなことをしているうちに
いつの間にか周りには浩二と薙咲、桜木と橘しか立っていない
その周りに、首がもぎ取られてる死体
これは桜木
首筋が引き裂かれてる死体
これは薙咲
胸に小さな穴が開いてる死体
橘の能力
あとの首が折れてるやつは言うまでもない
どうやらここは制圧したようだが・・・戦闘力高いな
怖いわ。こんなとこにいたら俺も死ぬ
そう思いながら浩二は先に進む
すると
バババババババババババババッ!!!
短機関銃MAC10
しかも、音からしてかなりいる
それに応戦するかのように
ガガガガガガガガガガガガがガガガガガッ!!!!!
M4カービンで撃ってる兵士が見えた
弾幕戦
凄まじいことになってるな
このままだと両方とも死人がたくさん出そうだ
「こちら暗殺者。総員に告ぐ。回り込んで弾幕を止める」
浩二はそういうと、路地に入り
懐からガバメントを抜き
バスッ!
弾は前方でMAC10を構えた男の額に当たった
そのまま浩二は足音を殺しながら走る
そのあとをついてくる桜木たちの顔は
すごくうれしそうな顔
逆に怖い
浩二は突き当たりの角を曲がろうとしたが
銃声が聞こえたとたんに止まる
そして、一気に飛び出た
敵は前の盾とモスバーグM590で武装した兵士を撃つので気付いていない
試しに一番後ろのやつの首を折り殺した
だが、気付かない
それが分かったのか、桜木がナイフを抜き
走り抜きざまに首を跳ね斬っていく
そして、20秒ほどすると、敵は全員地面に倒れている
もちろん、事切れているだろう
血の量が、それを物語っている
薙咲と橘は、もしもの時に備え待っていたそうだ
前にいる兵士たちは、驚くばかりだ
とりあえず弾幕は途切れた
それと同時に、こっちの軍も侵攻している
制圧は時間の問題だ
そう思った矢先に
「反射」
橘がつぶやく
ダダダダダダダダッ!!
銃声とともに、弾丸が飛んできた
おそらく相手側の援軍だろう
おまけに、武器が違う
AK47
これは、確かミラ軍の標準装備だったはずだ
浩二はとりあえずガバメントを抜き、応戦する
が、2発撃ったところで弾切れ
まぁそれで敵を2人射殺
あとは、反射された弾によって事切れていた
浩二はガバメントのマガジンを替えながら、無線を取った
「こちら暗殺者。総員に告ぐ。ミラ軍が侵入している、注意してくれ」
そう言った途端に
ガガガガガガガガガガガッ!!!
これは、重機関銃の音だ
おそらくバルカン砲か何かで迎撃されているのだろう
弾幕ってこれの事か
浩二は思わずため息をつく
だが、それがまだ序の口だということに気づかされる
銃声が
どんどん増えていく
さらに、その銃声の間に
タァン!
対物ライフルの狙撃だ
凄まじいことになってる
いや、実際に目の前に肉片やら血やらが飛んできた
「さて、裏神。出番だ」
そういうと
「絶対反射。弾を量産、攻撃態勢」
そう言って弾幕のど真ん中に躍り出た橘は
とてつもない量の弾を一斉に放った
その弾は一気に敵の体を蜂の巣にする
それだけでもやばいのに
「龍の光線弾」
おそらく本拠地となってる建物ごと木端微塵にするつもりなのだろう
直径3mほどのレーザー光線のようなものが一瞬にして建物を粉砕し、その勢いでどうやらこの街の壁に開けられた門を熱によって封じたようだ
そして、歓声
午前6時23分
スラム制圧完了
かと思ったら
目の前に敵兵が躍り出てきた
それを見逃さなかった薙咲は
ベレッタM1934を抜き
パン!パァン!
2発撃ち、どちらも急所に当たった
そしてようやく
スラム制圧完了
「こちら暗殺者。オールクリア」
浩二は無線を切り
帰途についた・・・
その顔は、歓喜に満ち溢れていた
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# by dokkanogunmania | 2012-04-30 20:11 | 小説「Assassin」
「た・・・橘!?どうしてここに」
浩二は驚きの声を上げる
「事情を説明させろ」
横には桜木がいた
「まずは、零火。お前からだ」
桜木はそういうと、席を立ち、どっかに行ってしまった
「・・・その・・・申し訳なかった」
「裏切ったことを・・・か?」
「・・・あぁ」
「気にするな。そういうのは慣れてる」
浩二がそういうと、橘は目を見開いた
「あんだけひどいことをしておいて・・・許してくれるのか?」
「それはお互い様だ。だが、条件が一つ」
浩二は橘の紅い眼を見る
「仲間になれ」
「な・・・仲間?本当にいいのか?」
橘はうれしそうに手を顔にあてた
「で、ここに来たのは。何か情報を持ってきたのか?」
浩二は真剣な眼差しになる
それを感じ取ったのか、橘も真剣になった
「そうだ、私は相手を裏切ってこっちに加勢することになった。それで、今お前が一番必要な情報を持ってきた」
「本拠地か」
「あぁ。ここから北に約670kmの位置にミラの拠点・・・城がある。そこまで行くにはかなり時間がかかる。それに、あいつを倒すなら」
「敵の殲滅か」
「そういうこと。ミラ軍だけでも14万はいるからな。拠点を一つづつ消してかないと無理だ」
「・・・そうか」
沈黙が流れる
時間がどんどん過ぎていく
気まずい空気をどうにかしないと
浩二がそう思ったその時
「ただいまー!」
それを壊す薙咲
思わず苦笑した
「この話は後だ。とりあえず、飯を食べよう」
浩二はそう言って、立ち上がるのだった
そのあとは、みんなでカレーを作った
予想通り、野菜なども地球のものと変わりはなかった
しかし、味が違う
凄く濃厚なカレーになった
久々にまともなものを食べたので、浩二はまた睡魔に襲われる
ベッドが置いてある部屋に入って寝転ぶと
すぐに寝てしまった
・・・ふと時計を見ると、4時30分
大体7時間くらいは寝たようだ
浩二は下に降り、シャワーを浴びる
それが終わると、浩二は外に出た
人は全くおらず、寝静まっていた
浩二は書類の中から地図を見つけ、その場所に行くと
そこには武器庫があった
早速中に入ると
驚くほどの弾薬の量があった
それだけじゃない。アサルトライフルが100挺はある。
さらに、奥に行くと
「・・・これは」
WA2000が3丁
これは驚くしかない
そうやって武器庫を見ているうちに、かなり時間が経ってしまった
家に戻ると、全員起きてたらしく、朝ご飯が出来てた
「あ、おかえり!今日は何するの?」
薙咲が真っ先に飛んでくる
危ないな。いろんな意味で
「今日はスラム掃討の作戦会議と武器の整備。それと、買い物」
浩二はそういうと、手を洗い、椅子に座った
テーブルの上には
パンと目玉焼き、サラダなど
だが、浩二は腹が空いている。どれもうまそうに見える
『いただきます!』
その瞬間に、全員が一斉にパンにかぶりつく
「うまいな」
桜木も絶賛している
普段は喋らないのに、今日はやけにしゃべる
全員が食べ終わり、一段落したところで
「・・・作戦会議だ」
浩二が空き部屋に机と椅子、何故か元から置いてあるホワイトボードを並べ、全員を招集した
「・・・で、どうするんだ」
「桜木、お前がとりあえず先頭で行け。そのあと、俺たちが突入する」
浩二は簡単な説明を終えると、薙咲のほうを見て
「お前は怪我が痛まないならついてこい。無理はするな」
そういうと、こんどは橘のほうを向く
「橘は最終兵器だ。最後に軍が突入することになってる。その時に力を使ってくれ。俺たちはおとりになる」
言い終わると、早速
銃を取り出す薙咲
何をするかと思いきや
いきなり桜木に向かって
パァン!!
発砲した
浩二は突然のことに言葉も出なかった
だが・・・よく見ると
桜木は傷一つ負ってない
手にはナイフ
後ろに壁には2つの穴
「まさか・・・銃弾切りか」
浩二は目を見開く
桜木の反射神経はもはや神の領域と言っても過言ではない
そして、薙咲も
近距離になると、強い
これは、結果的に
浩二を安心させるためだったのだと知らされた
そして、そのあとは
街を適当に散策し、買い物をした
服やアクセサリーなどを女3人で買いあさってるところをみると
平和に見えてくる
桜木にもあんな一面あったのか。と
浩二はおもわず微笑む
それが終わり、帰りにスパゲッティを食べて家に戻ると、家の前に
武装した男が立っている
その男は俺たちの姿を確認すると
いきなり発砲してきた
アルミ缶をつぶすような音から、サイレンサーがついてるようだ
「反射」
橘がそういうと、弾丸は跳ね返り
その男の腕に当たった
男はうめき声を上げながら、まだ闘争心を露にしている
浩二は半ば呆れた状態でその男に蹴りを入れ、昏倒させた
その男をとりあえずリビングに入れ、手当を済ますと、縛り上げた
武器はやっぱりサイレンサーモデルのスタームルガーMkⅠだった
浩二はそれを奪い取り、身体検査を始めた
パイナップルと呼ばれるMkⅡ手榴弾3つと、サバイバルナイフが2本
とりあえず爆発物は薙咲に渡し、ナイフは桜木に渡した
浩二は氷水をその男にかぶせた
それが効いたのか、男は目を覚ました
「・・・ここは、どこだ?」
浩二はその男にガバメントを向ける
「死ね」
「!!・・・ま、待ってくれ!」
男が暴れだしたので
パァン!
その男の肩を掠めて45ACP弾が飛んでいく
「黙れ。俺が言う質問に答えれば生かしておいてやる」
「・・・分かった」
「お前は誰だ。どこから来た」
「スラムの長からの命令でここを潰せと」
そういうと、男がまた暴れだした
何をしても抜け出したいらしい
面倒なので、鳩尾と首筋に強烈な踵落としを喰らわせた
「警察はないのか?」
「それなら今呼んだ。1分もしないうちに来る」
そう言った途端
ドン!
ドアを蹴破る音
「動くな!!」
警察・・・というより特殊部隊だな
日本で言う、SATみたいな強襲部隊
M4を構えた男たちに囲まれた俺たちは、とりあえず男の身柄を渡し事情説明。そして、ついでだからという感じで作戦会議をする
もちろん明日のスラム攻略のためのものである
この自称「警備隊」は、正規軍らしい
スラムに1回突入した時は、あまりもの弾幕の迫力に圧倒されたとか
まぁ弾幕なら、こっちにも能力使いがいるし
なんとかなるか
警備隊が男を持って去ると、全員が準備を整え寝た
そして・・・
5月9日
午前5時30分
スラム一掃作戦の幕開けである
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# by dokkanogunmania | 2012-04-29 23:13 | 小説「Assassin」